サイバー攻撃の恐怖が一般家庭に侵入してくる
「ダイハード」や、最近では「ピエロがお前を嘲笑う」などはハッキング(正確にはクラッキング)をテーマにした映画です。
映画でもそうですが、ハッキングというと企業や国家など、巨大な組織に対して行われるのがよくあるパターンです。
情報の搾取や活動の妨害、何かの主張が目的です。金融業界がネットに参入してからは、不正送金などの金銭を目的とした攻撃が増えています。
被害が大きくなってきたため、企業向けにサイバー保険も出ています。
被害は企業だけに留まりません。2012年に起きた遠隔操作事件では、個人パソコンが乗っ取られ、誤認逮捕されました。犯人は腕試しがしたかったなどと述べており、愉快犯だったと考えられます。
全てがつながるネットだからこそ起きた事件でした。
そして時はIoT時代。全てのモノがネットにつながる時代です。クーラー、テレビ、スピーカー、あらゆるモノが繋がろうとしています。家の中が常時インターネットにつながるということは常時サイバー攻撃のリスクに晒されるということです。
見守りサービスなど、家の中をカメラによって監視するサービスも多数出てきています。カメラをハッキングして、他人の家の映像を盗み見るというのは、まるで透明人間になったかのような「愉快さ」があると思われます。