多重人格で人生はうまくいく
田坂広志さんの著書、『人は誰でも多重人格』を読んで非常に感銘を受けた。
僕の言葉で内容を簡単にまとめると、
自分の中に様々な人格を育て、状況に合わせて適切な人格を出すことで、自分の能力の幅を広げられるというもの。
例えばプレゼンに不安を持つ人であったら、プレゼンが上手い人の仕草から性格まで全てを研究して、役者のようにその人に入り込み演じることで、だんだんと自分のプレゼンがその人に近づいていくのだ。
人や場面によってコロコロ態度を変えることはなんとなく悪いイメージがある。
八方美人なんて四字熟語はそれを象徴してる。
だけど裏を返せば、一方だけのやつは不細工ってことだ。一方不細工。
時と場面によって自分をしなやかに変えられない人は不器用で不細工、生きづらいと思う。
昔の頭の硬い人が、器用に柔軟にスイスイ生きていく人を見て、嫉妬で作った言葉が八方美人なんじゃないかな。
だから、八方美人で楽しく生きたらいい。
僕も自分の中にもう一つの人格を育てるというのをここ半月ほど実行したのだが、明らかに良い効果が出てる。
育ててるのは、冷静で合理的な自分。
僕は今まで無駄に時間を費やしていることが多かった。
まとめサイトを見たり、アホな妄想をしたり。
だけど、冷静で合理的な自分がいれば、「この行動は何の意味があるのか?」「将来に繋がるのか?」と内から問いかけてくれる。
また、こいつは感情よりも理論を優先するから、作業をしていてもうやりたくない!と思っても、この人格を前面に出せば「もうやりたくないという感情は、本当に自分の肉体の限界を示唆しているのか?」「脳が勝手に思い込んでるだけではないのか?」と感情を排除して集中力を高めてくれる。
何を言ってるのかわからないかもしれないけど、これは僕の人格だから僕だけがわかればいい。
人それぞれ必要な人格を育てていけばいい。
半月でこの人格のおかげで僕は明らかに集中力が上がったし、今の自分に納得していない人に多重人格はオススメ。